2011.01.31 Monday 20:32
外国人労働者の増加
外国人労働者が約65万人に 10年10月末、15%増
記事によると、2010年10月末の外国人労働者数は前年比15.5%増であり、雇用事業者数も14.1%増の10万8760社になったとのことです。
外国人が日本で就労するには特定の在留資格を取得する必要があります。記事では製造現場への復職が増加しているような内容ですので、恐らく日系人やその他の身分に関わる在留資格を持った方の雇用が進んでいるのではないかと思います。また、記事では労働者の国籍も中国、ブラジル、フィリピンの順に並んでいるようです。それぞれの国籍者の在留資格に関する統計を見ても、永住者、日本人配偶者、定住者などの身分系の在留資格を持った人口が多いようです。
第4次出入国管理基本計画の中にもあるように外国からの高度人材の受入れには積極的である一方で、就職に苦労する大卒者も多くその一部は海外へ流出しているともいいます。高度人材の登用によって、日本の若者の雇用も促進されるのであれば良いのですが、外国人労働者が増え日本人の失業者が増えてしまうのは本末転倒です。